八雲にごはんを奪われがちな甘夏のために、Kさんが考案したのがノールックカリカリ、略してノールッカリです。
八雲のほうが食べるのが速いので、お食事のあといつも甘夏だけ不足分を追いカリとしてもらうのですが、追いカリをもらっていることに気づかれるとまた八雲に奪われるという始末です。
そこで、追いカリをもらってない風を装って実はもらっている、というのが通称ノールッカリなんです。
要するに、Kさんの手にはカリカリが載っているにもかかわらず、Kさんは甘夏のほうを見ません。
なので八雲もよもや甘夏がカリカリをもらっているとは想像だにできないわけです。
でも、ということは、です。
甘夏が気づかないうちに、八雲がノールッカリしてもらっているという可能性も、あるってことなのでしょうか。
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