メニューです。
ひとのことはいえませんが、Kさんたちって、ほんと毎日おんなじようなものばっか食べてますね。
昔は見るものすべてが珍しくて、Kさんたちがお食事を始めたら、全部味見してみたかったものです。
だから食卓の上に陣取って、Kさんたちに追い払われながら首を伸ばしていたものです。
やがてテーブル上にかごが設置されると本能的にかごにインしてしまい、本能のバカっ!なんて嘆いたものです。
ところがもう大体Kさんのお料理のレパートリーを把握できましたから、おふたりのお食事が始まったら八雲と一緒に退室することにしています。
甘夏たちにはもうごはんくれないくせに、ご自分たちだけうまそうにもぐもぐしているのを見ることほど無益な時間はありません。
腹が立つと腹が減るんでね。
そしてお食事が終わったころに八雲と一緒に戻ってきます。
甘夏たちのおかげで、おふたりさんは食べるのがとても速くなったともいます。
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