夏の虫です。
Kさんがお爪切りを企んでいるときは、視線で分かります。
バスタオルを準備して狭い場所に甘夏たちを囲い込んでいこうとするので、もう殺気が違うんです。
ですがこの前、Kさんは八雲だけお膝にのせてお爪を切り始めました。
あまりにも自然な動作だったので、つい甘夏は近くで見学をはじめてしまったのです。
ところがです。
なんとKさん、お尻の下にバスタオルを敷いていました。
飛んで火に入るなんとやらです。
思いっきり悲しげな声をあげましたが逃れられませんでした。
ほんとにまったくKさんてやつは、お爪切りが上手になったものです。
ご褒美にしっかり魚肉亭を食べてやりました。
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