陣地です。
八雲はもしもの時に備えて少量のおしっこを常に膀胱にためています。
もしもの時というのは、甘夏がお尻に噛みついた時などです。
腹いせに甘夏のおトイレの隣の自分のおトイレでおしっこをするのです。
甘夏のおトイレの隣に八雲のおトイレがなかった時代は、八雲は甘夏のおトイレの壁にマーキングしていました。
あれに比べればまだましというものですが、それでも多少むかつきます。
だって八雲の匂いがプンプンなんですもん。
だから甘夏は、八雲がおしっこしたところを丁寧に丁寧にお砂で隠します。
ほとんどお山になるくらい高くお砂を積み上げて、なんとか自分の鼻をごまかすわけです。
Kさんは、いっそ八雲くんのおトイレでしちゃえばいいじゃない、っていいますが、それはさすがにダメでしょ。
Kさんとシンさんはおトイレを共有していますが、ほんとその神経が信じられないんですよ。
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